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ニッケルオデオン 赤 道満晴明

 先日は『妄想奇行』を全く褒めないまま記事にしてしまいましたので、反省。今日は『妄想奇行』と一緒に買った『ニッケルオデオン』のお話です。言わずと知れたあの道満晴明さんの最新作です。20年以上変わらないスタンスと独特の画風は健在。クールな台詞回しがいつも以上に効果的です。

 正直言ってここ10年ぐらいで道満晴明さんの漫画に私は飽きてきていました。似たタイプの絵柄を持っていて、それでいてもっと刺激の強い作家さんがどんどん出てきており、個性はあるのに華のない作家という印象に変わっていたと思います。しかし今作でその評価はひっくり返りました。

 マッタリとした雰囲気からのオチのスルドサもいつも通り、キャラにでも愛情を持って読めます。しかしそんな愛らしいキャラに対して作者のクールな表現が更に上乗せされていきます。

 彼は死や傷に対して常にクール。それは残酷なわけでなく、温かく優しい悟りの様なクールさです。多くのキャラはいずれもキメラ的な要素や欠損要素を持っています。精神的にも肉体的にも……
 しかしそれはテーマではないので何事もなかったかの様に日常が表現されていきます。その表現がクールに見える由縁なのでしょう。

 道満さんの良さが今まで以上に見える作品だと思います。

| 漫画感想 | 15:19 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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