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サイコスタッフ 水上悟志

 今日はちょっと古い漫画を……いえ、古いと言っても2007年発行なので言うほど古くはありません!ということで『サイコスタッフ』です。
 簡単に内容を説明しますと特別防衛行員の宇宙人である梅子が宇宙戦争に勝利する為、平凡な受験生で超能力者・洸一を軍隊に勧誘するお話です。

 2010年末に『惑星のさみだれ』が感動の大団円を迎えたのも記憶に……そんなに新しくないですね。そんな水上悟志さんの作品です。あ、最近の新刊で言ったら『戦国妖狐』を書けば良いんですね。

 『惑星のさみだれ』が良くある"選ばれし勇者"系の話でスタートしておきながらトカゲが訪ねてきたり、世界を救う騎士達の中心にいる姫は世界を破壊したがってるし、主人公がそんな姫に心酔していくし、心地よく王道を外すのが水上さんの真骨頂だと思います。

 『サイコスタッフ』の主人公は超能力を持ちながら努力に勝るものなしと大学合格を目指します。特別な力を持った主人公は傲慢になるか性根が悪くなるのが大概ですが、洸一くんはとても真面目に育ってしまいます。かえってつまらないぐらい。今回も王道を外しにかかっている感じがするのですが、主人公を真面目にしすぎて話が進まなかったなと言うのが感想です。面白いのに何かが足りない……そんな読後感が非常に残念。良い要素を一杯出しているけどベクトルを調整しすぎて交差しなかった感じ。結果、とてもおとなしい作品となってしまいました。

 洸一を勧誘する手段として「あんたを私に惚れさせる!」と言い放った梅子がデレ始めれば話が動いたのかもしれません……しかし、この娘はすぐイタズラっ子に戻ってしまうので恋愛に発展しません。"恋愛"というテーマを掲げかけても、キャラ自身がすぐ否定してしまうのでテーマが曖昧になってしまった様に思います。

 それでも面白かったのはラストのアルマゲドンに迫力があったからでしょうか。素直に読んでて興奮しました。私が恋愛要素が好きなので恋愛度に物足りなさを感じるのかもしれません。素直に読めば素直に面白い作品です。
DSC_0140.jpg  ところで私、水上悟志さんの絵がとても好きです。机の周りの手の届く範囲に必ず置いているぐらい好きです。無茶苦茶カワイイわけでも無いのに何か魅力のある人間を描く方です。良い意味で力の抜けた絵なのに突然妙に迫力が出たりするんです。そう、『激しく!時に優しく』そんな絵なんです。

 戦闘シーンでの締まった絵と日常のダラリとした感じ。この『サイコスタッフ』はそんな水上さんの漫画の魅力が一冊でわかるお得な本です。


『さみだれ』のフェイクOP……もうネタバレすよ!

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